2019 年新年の挨拶(2019.1.1)

 2018 年の出版活動は、下のようになります。当初の計画よりは少し増加しましたが、もう少し
前進させるつもりでしたので、力不足だったようにも感じます。しかし、出版業界は情報の入手
が多様化する中で、業界全体の総売り上げが50% (20 年前と比較して) を割ろうとしている中では、
それなりに健闘しているようにも見えます。

富田満夫著『チェーホフ━━教育との関わり』
小川雅人編『中小企業の経営と診断』
冨澤修身著『都市型中小アパレル企業の過去・現在・未来』
折出健二著『対話的生き方を育てる教育の弁証法』
鳥山重光著『新発見・カラズサンショウ雌雄株の開花に秘められた謎』
 
( オールカラー)
堀智勝編『もの忘れ外来診療のためのエッセンシャル』( オールカラー)
 
抄録:MCI の診断と治療━━ treatable dementia (堀智勝会長)
堀智勝著『脳神経外科手術タクティクス』(DVD-ROM 付)
伊藤・石毛著『わかりやすい薬理学━━ 12 版』
2019 年版子どもカレンダー

 出版情報とインターネットの情報はどのように役割がちがうのか、まだその点が社会としては
合意点がありません。同業他社で廃業したところ、本社ビルを売ったところ、人員整理をしたと
ころなどの話はいくつもあります。
 しかし、社会が進歩するには、学問研究の自由、そして探究された真理が広く社会に普及する
こと、このことは絶対的に必要なことと思います。そしてそれを担う中心にすわるのはやはり出
版物ではないか、このことがあるから関係者はそれぞれのところでがんばっているように私には
見えます。創風社もその中で、1つの役割を果たすことができると思い、やはり、「継続は力なり」
「知は力なり」と信じて、2019 年も1点でも多くの出版物を世に出していく計画です。

2019 年の出版計画は次のようなものを予定しています。

植田浩史・田中幹大編『中小企業と産業集積』
土井日出夫著『価値論の再建━━第3次産業論構築のために』
相澤與一『社会保障のルネッサンス━━医療と介護の民主的な社会化を』
有江大介著『反経済学入門━━経済思想史からの警告』
 
『第2回 日本脳神経外科認知症学会学術講演集』(堀智勝編)
伊藤・石毛著『わかりやすい薬理学━━第13 版』
2020 年版子どもカレンダー

                              

                               創風社代表取締役 千田 顕史

 創風社に入社して約20 年になります。様々な仕事をするなかで、研究者の世界も会社も高齢化
が進んでいます。もっと若い著者がたくさん出てきてほしいし、若いスタッフのサポートが一層
必要になっています。世間ではオレオレ詐欺など認知症のお年寄りをターゲットにした犯罪も増
加し、そのようななかで脳神経外科学会認知症学会のテキストである図版を多用した『もの忘れ
外来診療のためのエッセンシャル』( オールカラー) などの企画をタイムリーに刊行することもで
きました。軽度の段階で発見して治療をスタートさせるのがもの忘れ外来です。私の住んでいる
所も高齢化が進み、認知症は国民的な切実な課題です。
 また、若者や働き盛りの労働者にとっても過労死の問題やうつ病などの精神疾患や睡眠時無呼
吸症候群など現代的な病などが広がっています。
 それは過酷な労働環境や経済問題と関連した問題でもあり、経済学などは存在価値が問われて
いる声があがっているものの、依然として学問として取り組むべき重要な課題があり、出版やIT
を通じて、創風社として一層の学問的進歩とその普及に貢献していく使命があると感じています。
 今年もよろしくお願いします。
                         

                              創風社取締役編集長 高橋 亮