2025/6/12更新 

なかむらみつこ(詩人会議)
暮らしのはざまで

なかむら みつこ詩集

本文120p A5並製 本体1500円

発売中 

ISBN978-4-88352-283-5 C0092 ¥1500円

 私の書く詩が「新しい戦前」と呼ばれる世相に抗する力になるなどとは少しも思っていない。が、世間の片隅で暮らし、結婚し子を為した、きちんと税金を払って堅実に生きてきた と自らの生を肯定したい。そして「新しい戦前」に突き進もうとする勢力に ささやかな「異議申し立て」を続けたいと思う。(「少し長いあとがき」より)

 目  次


     朝日歌壇「短歌」に触発されて

ずっとオンナだった 
ありがとう  
笑うほど可笑しくもなく
「実家」無くなる 
残して死にたくも無し 
拾って来ないで
まだ動く時計の電池
回覧板を読みながら
只のオバサンです
盛りたい日もあって 
取っておく 
高齢者 地方在住 低所得 
「ジョウジャク」でいい 
小言多く 
スマホ持ちません 
兄と卵かけごはん 

 触発された短歌一覧

     
     暮らしのはざまで 

三年日記 
金平糖の作り方その後 
ステンレスボウル一個 
蕗の葉を炊きながら                       
左手の爪                             
暮らしつなぐ 
墓じまい 
コートの重さ 
あなたは誰? 
どうしよう? 

     散歩の途中

散歩の途中 I 
散歩の途中 II 
散歩の途中 III 
散歩の途中 IV 
散歩の途中 V 

     
     
     人 ひと

セピア色の写真/父と義父 
友達だったのか 
仲さんのシンビジューム 

 少し長いあとがき