2024年3月29日更新
金子 真理子(東京学芸大学)編著
「未来のカリキュラム」をどう創るか

ISBN978-4-88352-280-4 C3037  A5 上製 236 ページ 本体1800 円

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目 次
序章 教育的知識・カリキュラム・教師……金子 真理子
 1 教育的知識の社会的構成 
 2 カリキュラムとは何か   
 3 カリキュラムを創りかえる  
 4 未来のカリキュラム  
第1章 学ぶ喜びを享受できる教育へ向けて―― 物理学に
 おける主観の重要性と受け止める力の育成について
  … … … … 小林 晋平 
 1 「自分事」にならない学び  
 2 なぜ物理の学習から主体性が失われてしまったのか 
 3 主観を取り戻す:道具としての物理学から一旦離れてみる 
 4 学ぶことそのものが喜びとなるカリキュラムへ向け 
第2章 地球の未来のための教育とは――「神話」「迷信」「無
 知」の領域に向き合う歴史実践へ ――……… 坂井 俊樹 
 1 はじめに―― いま教育が考えるべき課題  
 2 「他者」との相互理解・相互尊重・思いやり  
 3 「神話」「迷信」「無知」の領域を探索する教育  
 4 存在論的視点から「知恵」を学ぶ歴史教育  
 5 まとめにかえて  
第3章 授業とカリキュラム, だれとどう創るのか
 ―― 学習当事者の“学ぶ” 意味づくりとカリキュラム
 … … … 三石 初雄 
 1 はじめに 
  ―― 1980 年代後半の大幅な教育課程改訂で問われていること
 2 学習指導での教育の“内容と方法” を統一的・同時的に追究す
  ること 
 3 西表島で取り組まれていた原体験の教育実践   
 4 戦後直後の生活単元学習から系統的学習への移行過程でのカリ
  キュラム論
 5 米国の科学教育の教育課程開発と日本の「教育の現代化」  
 6 教育内容と方法, カリキュラムをだれとどうつくるかみ   
  ―― 「真理性」を討論と実験で獲得する
第4章 環境教育の根本課題から「未来のカリキュラム」
 に向けて………… 原子 栄一郎 
 1 現代社会のリスクと危機の複合化状況  
 2 現代環境教育と現代日本の教育の根本課題  
 3 現代環境教育と現代日本の教育の根本課題に関わる重要な論点  
 4 環境教育の根本課題に取り組む主体と「未来のカリキュラム」  
 5 環境教育の「未来のカリキュラム」に向けて  
第5 章 「未来のカリキュラム」は,どのようにして誕生し, 
 なぜ変容したのか――イギリスの科学の教科書『21 世紀科学』  
 を事例に―― …………………………… 金子 真理子 
 1 カリキュラムの社会的側面への接近  
 2 21CS 誕生の経緯  
 3『21 世紀科学』は,科学を学ぶ目的をどう伝えたか  
 4 教科書の上での知識の選択・配列・編成  
 5 『21 世紀科学』第1 版はどのようにして具現化したのか 
 6 教科書の記述はなぜ変更されたのか  
 7 「未来の社会」をめぐる論争へ 

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