仲本章夫(都立短大名誉教授)著

論理学入門

四六判上製  262頁 本体 1600円 

 論理学は,科学的思考を研究対象とする哲学の1分科です。論理学の体系は全体として形式論理学と弁証法的論理学の2つに分けることができます。この本では,その2つを初学者にも分かりやすく解説してあります。最近,深くものを考える風潮が薄れています。あるいは考える力が身についてない傾向が強くなってきたともいえます。それを克服するためにも,本書は最適の本といえます。
はじめに 論理学とは何か
 
第一章 伝統的形式論理学
 1 概念とはなにか
 2 概念の定義
 3 概念の種類
 4 概念の関係
 5 判断とはなにか
 6 判断の種類
 7 定言判断の分類
 8 定言判断における概念の周延関係
 9 推理とはなにか
 10 形式論理学の基本法則
 11 直接推理(1)―対当推理
 12 直接推理(2)―変形推理
 13 定言三段論法とはなにか
 14 定言三段論法の格式と規則
 15 定言三段論法の展開
 16 仮言三段論法とはなにか
 17 選言三段論法
 18 仮言=選言三段論法
 19 帰納推理とはなにか
 20 類比推理とはなにか

第二章 記号論理学(1)
    ― 命題論理学
 1 命題
 2 基本的な複合命題
 3 複合命題、真理関数
 4 恒真命題・恒偽命題
 5 推理とはなにか
 6 命題の恒真性・恒偽性のテスト
 7 推理の正誤のテスト
 8 仮言三段論法,選言三段論法と仮言・選言三段論法の分析

第三章 記号論理学(2)― 述語論理学
 1 記号化の道具だて
 2 定言命題の記号化
 3 命題の恒真性・恒偽性のテスト
 4 推理の正誤のテスト

第四章 弁証法的論理学
 1 世界はどう動くか――弁証法と形而上学
 2 発展とはなにか――質的変化・量的変化・飛躍・発展
 3 古代ギリシアにおける弁証法と形而上学との戦い――ヘラクレイト
   スの路線とパルメニデスの路線
 4 変化の底にあり,発展の原動力となるのは何か――弁証法的矛盾
 5 世界はどのような道筋で発展するか――弁証法的否定
 6 原因はどのようにして結果を生み出すか――原因と結果,因果関係
 7 可能性はどのようにして現実性に転化するか――可能性と現実性
 8 必然性はどのようにして偶然性をつらぬくか――偶然性と必然性
 9 内容と形式とはどのような関係にあるか――内容と形式
 10 その他のカテゴリー――本質と現象,法則,個別・特殊・普遍
 付録 練習問題

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