編集長見習い日記 その10

「中小企業研究について」 

  現在、創風社では、『現代の商店街活性化戦略』の原稿の組み上げ、図版の作成にはいり、著者たちは原稿の完成にむけてがんばっている最中です。この本の完成原稿の精読に入る前に、改めて自分なりに、創風社の他の中小企業関連の著書や、著者たちの活動、基本的な考え方など、自分なりに捉えなおしたいと思っているところです。この『現代の商店街活性化戦略』の著者の小川氏は、相田氏と旧版の『現代の中小企業』から創風社で執筆しています。編集長の千田の話によると、その相田氏は、故米田氏が、『経済と社会』という雑誌を通じて、創風社に紹介したとのことです。米田氏は「自由競争と独占」をテーマに本を執筆途中でした。そして、相田氏が、小川氏を紹介して、『現代の中小企業』、小川氏が毒島氏を紹介して、『新版・現代の中小企業』が刊行され、そして、今回の『現代の商店街活性化戦略』では小川氏の都庁に勤務していたときの同僚の福田氏が執筆に参加しています。
 創風社の中小企業シリーズの前作、
『新版・現代の中小企業』には、中小企業政策を考える政治家や官僚の方たちにも参考になるような内容がまとめられています。政党の議員団で、まとめてこの本を購入したところもあります。そして、相田、小川、毒島氏は、町の商工会議所に出向いて、講演もおこなっています。創風社も、中小企業ですし、経営者をめざしている私は、「中小企業経営」の内容を重点的に今後も大いに、この本を参考にしていきたいと思っています。また、創風社の中小企業シリーズとして、2000年に『産業集積と中小企業』も出しています。金融機関が適切な融資をする上で、ヒントとなるような内容も書かれています。実際、編者の植田氏は信用金庫に講演でよばれています。そして、これらの著書は、「大企業が市場を独占するのではなく、中小企業も実力をつけ、すぐれた商品、サービスを提供できるようになることによって、市場全体は活性化し、商品、サービスの質は向上し、そのことが消費者利益に適うことである。」という、「反独占」「経済権力の分散」といわれている立場をとっていると現段階では、自分なりにそう理解しています。
 今回の『現代の商店街活性化戦略』には都庁での中小企業の指導員時代の小川氏の仲間の福田氏が参加したこともあり、著者たちの今後の活動も期待しつつ、原稿を組み上げているところです。

2003年 10月28日