佐藤秀夫(東北大学)著

国際分業=外国貿易の基本論理


A判上製 250P 本体3200円 


目  次

 序 章 われわれの立場とモデルの性格
 第1章 国際分業と交易条件の決定
     一国際価値関係の基本構造−
 はじめに
  I 諸説の批判的検討
    1 基軸商品説
    2 相互需要説
    3 国民的生産性格差説
    4 そのほかの諸説
  II 労働の交換比率と世界市場価格体系の決定
    1 需要要因と経済規模の重要性
    2 労働価値と価格の乖離
   おわりに

  付論1:ドーンブッシュ・フィッシャー・サムエルソン・モデル
   付論2:多数国多数財モデル

 
第2草 生産性の変動と国際価値関係の変動
  はじめに
  I 需要配分の変化にともなう調整過程
  II 生産性の変動にともなう調整過程
    1 ミル説の検討
    2 生産性の変化と需要の弾力性
    3 新製品の導入と複数部門での生産性上昇
  III ケースの蓋然性
   むすびにかえて

  第3章 シンガー・プレビッシュ命題の再検討
  はじめに
  I プレピッシュの説明
  II シンガーの説明
  III ルイスとパシネッティの説明
   1 われわれのモデル
  むすびにかえて
  付論:貿易財と非貿易財
 第4章 中間財貿易と世界的産業連関
  はじめに
  I 閉鎖体系
  II 国際的な生産体系
  III 国際的な価格体系
  IV 世界産業連関表
  おわりに
 付論1:賃金独立変数論批判
 付論2:中間財貿易と貿易利益の拡大

 第5章 外国貿易と直接投資
 はじめに
  I 直接投資の誘国と制約要因
   1 直接投資の誘因
   2 直接投資の制約要田
  II 直接投資論の系譜と直接投資の歴史的傾向
   1 直接投資と国際分業
  むすびにかえて
 付論:対外投資と雇用,成長
第6章 日米経済の国際価値論モデル
−1973年と1989年
 はじめに
  I 労働生産性の国際比較の方法
  II モデル日米経済:1973年と1989年
  III 均衡為替相場と購買力平価
  むすびにかえて
 付論1:付加価値生産性の国際比較について
 付論2:延べ総労働時間と合成資源賦存量

第7章 F・D・グレアムの国際価値論
 I リカードゥとミル=マーシャル
 II グレアムの国際価値論
  1 グレアム理論の主要内容とモデルの特性
  2 単純モデル
  3 多数国多数財モデル
  4 輸送費,可変機会費用,トランスファー問題
 III グレアムモデルの検討
  1 需要条件の取り扱いについて
  2 単純モデルと複雑モデル
 おわりに
 補遺 国際価値関係の貨幣的側面
  はじめに
 I 国際分業パターンおよび相対価格体系の決定
 II 金本位制下の世界市場価格体系
 III 変動相場制下の世界市場価格体系
 むすびにかえて

 あとがき
 和文事項索引
 和文人名索引

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