櫛 田 豊(青森大学)著 

サービスと労働力の生産

――サービス経済の本質――

A5 判上製 300頁  本体2800円

発売中

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第1章  労働力および消費行為の基本性格
 1.労働力の基本性格
  a労働力の定在  b労働力と活動力  c労働力の生産
  d“消費活動による労働の労働力への対象化”を否定する金子
    ハルオ氏の見解
 2.消費行為の基本性格
  a消費行為の構成要素  b消費行為と労働力の生産
  c本源的消費活動と代替的消費活動  d消費活動と対象化

第2章 労働力商品およびその売買の基本性格
 1.生産関係と労働力商品
 2.労働力商品体の特殊性
  a対象的存在否定説  b対象的存在肯定説  
  c非有体物の商品概念への包摂
 3.労働力商品売買における所有権の移転
 4.労働力商品と“物化”の論理
 5.労働力商品の素材的特質
  a生産・供給量調節の困難性  b貯蔵・保存の困難性
  c使用による質の向上

第3章 労働力商品の価値規定について
 1問題の所在
 2消費活動による生活手段価値の対象化
  a労働力商品の価値規定の特殊性  b主要な見解の批判
 3消費活動によるサービス商品価値の対象化
  aサ―ビス商品の価値対象化を否定する金子ハルオ氏の見解
  bサービス商品と労働力価値
 4労働力商品の価値規定をめぐる最近の拙論批判について
  a大野節夫氏による拙論批判について
  b原田実氏による拙論批判について

第4章 家族の生活費と労働力商品の日価値
 1 消費行為の経済単位
 2 家事労働=代替的消費活動の経済的性格
 3 家族費と労働力商品の日価値
  a労働力商品の日価値 b家族費の労働力商品日価値への算入
 4 労働力の世代的再生産と家族費
 5 家族費および労働力概念をめぐる拙論批判について
  a“衰退期にある高齢者”の把握をめぐって―斎藤重雄氏
   のコメントについて―
  b“必要労働”の理論的規定をめぐって―頭川博氏のコメ
   ントについて―    
  c“家事労働”の把握をめぐって―中川スミ氏のコメント
   について―  

第5章 養成費と複雑労働力の再生産
 1 養成費と複雑労働力の価値
  a養成費と教育訓練費  b複雑・平均労働力を区分す
  る指標
 2 複雑労働力の再生産モデル
  a複雑労働力の価値を高める2つの要因
  b複雑労働力の世代的再生産と養成費等の算入
 3 平均労働力および単純労働力の性格規定
 4 養成費と複雑労働力をめぐる斎藤重雄氏の見解に
   ついて
  a養成費および複雑労働力の理論的性格をめぐって
  b複雑労働力と熟練労働力の相違について

第6章 複雑労働還元問題
 1 問題の所在
 2 還元問題をめぐる3つのモデル
  a価値加算説  b標準還元説  c価値比例説
 3 価値比例説と労働力価値内在説の接点
  a伝統的な労働力価値論の否定 b価値形成力について
 4 価値形成力と剰余価値率均等
  a同種労働部門における剰余価値率均等
  b異種労働部門における剰余価値率均等 
  c剰余価値率均等と価値法則

第7章 労働力商品の生産過程と価値法則の作用
 1 賃労働の循環運動と労働力商品の生産過程
  a賃労働の循環定式と消費生活過程
  b“賃金労働者の消費活動=労働力商品の生産活動”へ
   の金子ハルオ氏の批判とそれへの回答
 2 労働力商品の生産過程と労働力商品生産・供給量の調節
  a生産・供給量調節の困難性による賃金と労働力商品価
   値の乖離
  b相対的過剰人口による賃金変動の調節
 3 賃金労働者の消費生活過程における価値法則の作用
  a賃金変動と労働力商品供給構造の変化
  b労働力商品への価値法則適用の実体的根拠

第8章 労働力商品および労働力商品価値の実在性 
 1 労働力商品の生産過程と労働力商品価値の実在性
  a耐久消費財・休日の価値対象化問題
  b社会的サービスと社会的間接賃金 
  c妻子・高齢者の生活費の価値対象化
 2 鈴木和雄氏の労働力商品把握について
  a労働力商品売買の実在性  b労働力商品売買におけ
  る所有権の移転  c労働力価値の実在性
[補論] 欧米における近年のサービス研究の動向について  
  a 課題とねらい
  b 確認 
  c 欧米の研究動向

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